久留米駅前からくり時計メンテナンス

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    私たちの業務は基本的にものを作りそれを納め先に設置することですが、それともう一つ過去に設置したもので故障や破損などの補修業務、それと日々の汚れの清掃や深刻な故障を未然に防ぐ為の点検業務、いわゆる「メンテナンス」があります。

    今まで全国各地の施設にものを納めてきました。その中の一部、特に機械や仕掛けを施した展示でお客様の要望により定期的にメンテナンスをします。
    現場が遠いと泊りがけで行うこともあります、出張ですね。
    出張といえばご当地の夜の食事(飲み)が楽しみですが施設の営業終了後、夜間作業だったりする場合があるので楽しいばかりではありません。中には作業が早朝まで掛かり、そのまま帰路につく弾丸出張もあります。そうなるとキツいです…。

    そんな中で今回は9月に行われた福岡は久留米、JR久留米駅前からくり時計メンテナンスの模様を紹介します。

    久留米駅前からくり時計

    久留米出身の発明家、「田中久重」セイコータイムシステム様主導のもと、およそ10年前にJR久留米駅前に設置しました。
    江戸末期から明治にかけて東洋のエジソンと呼ばれ活躍した久留米出身の発明家、「田中久重」と彼が作った発明品をモチーフにしたからくりです。当時の理工技術最先端であるからくり人形とゼンマイを使った和時計で有名ですが、それが現代時計の最高峰であるセイコーによって、そのモニュメントからくり時計をつくったことが、下請け業者が言うのもなんですがとても感慨深いものがあります。


    久留米駅はJR久留米と西鉄久留米の二つあり、ところがお互い結構離れているのでその事を理解しないと初めて訪れる人は困るかもしれません。何故かというとJRと西鉄、離れている分、駅周りの状況がまったく違うからです。商業施設や飲食店などにぎやかな繁華街は西鉄、一方JRの方は寂しい位まわりに何もない…今までは。



    去年の三月九州に大きな出来事がありました。九州各地を結ぶ新幹線が開通したのです。その一環で駅を改築するのにあたり、からくり時計も移設しなければならなくなりました。それに合わせからくり人形達も一旦ファイン工場に持ち帰りモーター交換などオーバーホールをして去年2月、再設置施工をしました。
    今回はそのリニューアル一周年のメンテナンスです。
    去年の再設置時にはそれまでになかった駅前に高層マンションが建ち新幹線開通への周辺の盛り上がりを感じましたが、今年再び訪れた時はもちろん駅もオープン。駅ビルには沢山のテナントが入ってて食事にも困りません(以前は困っていたんです)。JR久留米駅とその周りがとても充実した町になっていました。

    震災でお蔵入りしてしまいましたが、ネット等で見ることが出来るJR九州の開通をアピールするTVCMは、待ち望んだ沢山の人々の喜びが表現された、幸せに溢れるとても感動的なものでした。
    そんな大勢の人の思いがこもった大事業の、ほんの、ほんの一部ですがお役に立ててとても誇り高い気持ちです。
    ちなみにこちらの本拠地は神奈川なのでこの出張は当然泊まりです。その日の夜はこの新しい素敵な駅のある、町のとばりへと消えたのでした。


    松江「テルサ」内 からくり時計

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      船橋ららぽーとからくり

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        久留米からくり時計(リニューアル)

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          大宮ステラタウンからくり

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            セイコー神戸西神プレンティからくり

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